マニュファクチュール・ゼニスは創業以来150年の間に、 計時と時計製造に関しておよそ1500回の賞に輝いています。 これだけでも素晴らしい数字なのですが、その受賞のほとんどで 第1位を獲得しているのも驚くべきことでしょう。 なんと受賞の約98%では第1位となっているのです。 まさに技術および計時における真の偉業と呼べるにふさわしい数字なのです。
腕時計の愛好者なら誰もがエルプリメロの名前を知っているでしょう。 1969年に誕生した世界初の専用設計による自動巻きクロノグラフ ムーブメント、ゼニスのエルプリメロは時計製造の歴史で最も有名な ムーブメントで、現在世界で最も精度の高い量産ムーブメントです。 このムーブメントはテンプ振動数が毎時36,000回というハイビートを 採用しており、10分の1秒が計測可能なクロノグラフ機能を実現するなど 革新的な特徴を備えています。
ゼニス(Zenith)とは天頂を意味する言葉で、もともとは1900年に 発表された新型ムーブメントに付けられた名称です。 まさにこれは天頂に輝く星にもたとえられる、至高のムーブメントです。 このムーブメントは同年のパリ万国博覧会で金賞を受賞します。 そして1911年、創業者のジョルジョ・ファーブル・ジャコの引退を機に、 社名もゼニスへと改められました。
ゼニスは1865年、スイスのジュラ山脈でジョルジョ・ファーブル ・ジャコ氏に設立されて誕生しました。 彼は高級時計製作者の中でも伝説的な人物の一人で、先見の明を持った ジャコ氏は22才の時にゼニスを大きく成長させることとなる、 時計作りの概念を確立しました。 ここではゼニスの歴史を紹介します。